東京で仕上がりの早いセラミック!型取りを行う理由を解説

直接口の中を見られない代わりに型取りが必要になる

セラミック治療の人工歯や詰め物・被せ物は、歯科技工士と呼ばれる専門家が作製します。技工物を作るときに患者さんの口の中を見ながら作るわけにはいきません。そのため、型取りして模型を作ることで、患者さんの口の中を再現します。

採取した型から作った模型は、歯科医師と歯科技工士が連携するための重要なツールです。模型があれば、技工物の形やサイズ、色や噛み合わせなどを決めたり、調整したりすることがしやすくなります。

型取りをした模型を使って被せ物や入れ歯をつくる

型取りした模型は、技工物の原型となります。型取りの際に使用するのは、ゴムやプラスチックなどの柔らかい材料でできたトレーと呼ばれる器具です。

トレーには、歯型複製材と呼ばれる粘土状の材料が塗られており、これを患者さんの口にはめてしばらく待つことで、歯や歯茎の形がトレーに残ります。それを元に作った模型にセラミック粉末や液体などの材料を塗ったり、流し込んだりして人工歯の形を作製。その後、高温で焼成して硬化させます。型取りをした模型は、技工物の精度や適合性を高めるものです。模型に沿うことで、自分の歯とぴったり合う技工物を作ることができます。

段差や隙間が生まれないようにする

セラミック治療は、人工歯と天然歯の間に段差や隙間が生まれないようにすることが大切です。段差や隙間があると、食べ物や細菌が入り込んで虫歯や歯周病の原因になったり人工歯が外れたりする可能性があります。

そうしたリスクを低くしてくれるのが、精密な型取りです。近年は光学スキャナーやCADシステムで、天然歯の形や大きさを忠実に再現した技工物を作製できます。精密な技工物は段差や隙間ができにくいので、結果的に長持ちする治療にもつながるでしょう。

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